新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

またまたイチバン

ネット版のトップは、福島第一原発の現状とプルトニウム漏れについてのニュースです。それみたことか、という調子のデマゴーギーや原発反対派と見られる方々の感情的・煽情的なコメントに交じり、冷静に事態を見ようとする意見もあるのですが、事情はどうあれプルトニウム半減期24,000年!)が小量といえども外に出たということは、今後調査が進むにつれて違う場所で大量に見つかる可能性を示したわけで、事態は確かに深刻と受け止めざるを得ない状況と思います。

時期を同じくして東電の清水社長が入院されたというニュースが流れました。ここしばらくメディアにも顔を出さず、体調を悪くしていたと言う情報はありましたが、ことここに至って東電はトップの交代を明確にして(株主総会での交代を前提とする、あるいは肩書を「次期社長」として実質的に全権を譲る等、法的な工夫は何とでも出来ると思います)、リーダーシップの空白期間を避ける最大限の工夫をするべきと考えます。これは「危機」なので、可能な危機管理をしっかりと実施すべきです。

社長の代行は、勝俣会長ということですが、明確なリーダーシップにより事態が少しでも好転することを願ってやみません。