情報の洪水
7月2日号のSchumpeterは、IT社会にあふれる情報とユーザーにかかる負荷についてのお話です。いまや日常的な問題となった感がある「情報の洪水」ですが、特に気になったのは複数の問題を同時処理している人にはより大きなストレスがかかる、というくだりでした。
企業経営者や管理職も同じではないかと思うのですが、一日の仕事の中で一つのメールに答えたと思ったら、次の瞬間には全く違う次のメールに素早くフォーカスすることを求められる、そんな時間がしばらく続く、という時間帯があると思います。自宅でコンサルタントの仕事をしていても状況はあまり変わりませんで、4つ〜5つの仕事を同時進行でこなしていると、際限のない皿回し曲芸をやらされているような錯覚に陥ることがあります。
思い切って「思索の時間」を設けることの有用性が一つのヒントとして語られていますが、やってみたいとは思うものの、なかなか踏み切れずにいます。何かきっかけがあると良いのですが。