新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

どう言ってみたところで

ネットでは8月6日号が流れています。
Leadersは、アメリカそしてヨーロッパの経済不振についてそれぞれ別の記事を載せています。またその他の記事は、アラブの春と呼ばれる中東民主化プロセスからイスラム教徒を疎外してはならないという論説、中国の高速鉄道事故対策と政治、代替燃料として注目される天然ガスは石炭に比べればCO2排出を削減できるものの、原子力のように全くCO2を排出しないわけではないこと、最後にイギリスのインターネット教育となかなか成果が出ない企業家育成についての論評、となっています。

中国の高速鉄道事故とそれをめぐる一連のニュースは日本でも大きく取り上げられていますが、共産党政権のプロパガンダをしている者によると思しき書き込みによると、事故を起こしたのは高速鉄道の中でも時速350kmを出すタイプのものではなく200kmしか出ないものだった、中国は世界で最も長距離の乗客向け高速鉄道を運営しておりその困難さは距離に比例するのだ、そのような事実を無視したこの記事はけしからん等の「ごたく」が投稿されておりまして、支持する投票もけっこうな数があるようです。さすが中国共産党、というところでしょうか。