新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

いずこも同じ?

8月13日号のSchumpeterは、ビジネスを文化の中核に置くことでこれまでリーダーとしてやってきたと自他ともに認めるアメリカにおいて、政治がどうもビジネスのほうを向かなくなっていること、オバマ大統領の政策も茶会党の考え方も、いずれもビジネス界の環境を改善する手立てとはならず、「不確実性とびびり」によるレベルの低い内紛にあけくれている、という厳しい記事が出ています。

政治があさっての方向で政治のためだけの議論を繰り返し、いびつに高度化したビジネス界の求める国家像とはだんだんかけ離れて行く、というと、なんだかまるで今の日本について語られているような気がしてくるのですが、事情はいずこも似たようなもの、ということなのでしょうか。