新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

スティーブ・ジョブスについてもうちょっと

10月8日号後半のBriefingには先ごろ亡くなったアップルの前CEO、スティーブ・ジョブス氏に関する記事が出ています。亡くなった方の記事は、The Economistの場合obituaryに出るのですが、今週はノーベル平和賞を受賞した「モッタイナイ」のワンガリ・マータイさんで、ジョブス氏の記事はLeaderとBriefingの2本という特別の扱いでした。それだけ影響が大きかったってことですかね。

で、Briefingのほうを読むと、ジョブス氏の経歴がちょっと深堀りしてあり、アップルを追われてから手掛けたアニメーション製作会社ピクサーの成功や、ワークステーション製造を手掛けたNeXTの話(こっちは大成功、と言う話はあまり聞きませんが、失敗と言うわけでもなさそうなので堅実な商売だったのかな?)などに加え、彼が成功した秘訣として「ノーと言える能力」を挙げているのが興味深かったです。下から上がってくる何千ものアイディアのうち、これはと思うもののみを選別する、そんな「目利き」の力とも言えましょう。

改めまして、同氏のご冥福をお祈りいたします。