新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

厳しいかも

ネットでは11月12日号が流れています。
立場上、当たり前と言えばそうかもしれませんが、今週号は「イタリア、イタリア」という感じで、イタリアの債務問題に関する記事で埋め尽くされている感じです。特集記事はヨーロッパ通貨問題の総括のような内容です。

ギリシャと違って、EU主要国であり、ヨーロッパの伝統の要であり、キリスト教文化のいわば総本山でもあるイタリアの混迷ぶりは、いまだギリシャ問題に結論をつけられていないヨーロッパに対して、さらに大きなダメージを与えかねない問題だ、ということなのでしょう。そりゃあ、円も高くなるわな、という変な納得ができてしまいかねない内容です。

で、日本についての記事はと言うと、ありました・ありました。AsiaにはTPP他のEPA交渉についての記事がありますが、Businessにもう一本、オリンパス問題についての短い記事が出ています。11年11月11日がぞろ目の日、なんていう日本のメディアが流すようなどうでも良いニュースが語られることはなく、あくまで厳しいニュースを地道に追いかけている、という感じですね。いや、いつものことなんですけど。