新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

沖縄の、新しい大学

11月26日号のScience and technologyに、新しく沖縄に設置された「沖縄科学技術大学院大学」という学校の話が出ています。曰く、学部学科組織がない技術系の大学院大学で、さまざまな分野を横断する研究がおこなわれる予定であること、曰く、講師陣を編成したのが外国人で、講師の多くも外国人であることから、これまでの日本の大学とは違った新しい成果が期待できるのでは、とされています。また別途調べたところでは、国立大学が独立行政法人化という名のもとに国庫予算へのアクセスが限られたのに対して、この大学は特別法に基づいた設置により予算が多くもらえるのだそうで、そのあたりも基礎研究を進める上では有利な条件なのかな、とも思えます。

ただ「科学技術大学院大学」はこれが初めてではなく、北陸と奈良にも「先端科学技術大学院大学」と言う名前の学校があるようですね。何がどう違うのか、私もあまり詳しくは承知していないのですが、沖縄独自の取り組みとしては、The Economistも書いているように、縦割り組織の打破と外国人講師を多数採用したことなのかなという理解です。

日本ではあまりニュースになっていないニュースだと思うのですが、ちょっと期待して今後を見守りたいと思います。