新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

国が縮まるということ

2月18日号のEurpoeには、最近欧州各国により合意されたギリシャへの追加支援策の前提となったギリシャの第二次再建策に関する記事が出ています。
暴動・混乱・政治の主役交代、その他国家経済を強制的に縮めるためにギリシャが経験したさまざまな軋轢は、縮小プロセスにある国にとって参考になる話だろうと思います。何より追加支援策の実施を通じて、ギリシャは財政的に「ドイツに買われた」会社であるかのような格好になってしまったわけですが、そこまでしてもなお、ギリシャがユーロから離脱せざるを得ないのではという観測は消えません。

市場は追加支援策を歓迎し、ユーロの為替相場も一時期よりは円に対して強くなっているようですが、いまだ前途多難であることは疑う余地がないようです。