新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

才能ある外国人の確保

6月9日号のBusinessには、起業家にとってビザの確保がどの程度易しいか・難しいかについての一寸面白い記事があります。外国人で、しかも有望なマーケットで起業しようとした場合、会社を作るのはえらく簡単なアメリカですが、残念ながらビザが大変厳しいということで、カナダやオーストラリアを選んだほうがよほど簡単に済むのだそうです。

中国も、才能の確保には気を使っており、高度人材の帰国にあたっては特典として住宅や家具購入資金の提供があるのだそうで。有能な外国人に対する特典などはまだ未整備のようですが。

企業の国際化を考えるとき、有能な外国人をどう活用するかという課題は大きなポイントですが、たとえば日本の場合、何か政策的な対応が取られているのかというと、そのあたりは良く分かりませんね。一時期低賃金労働者を確保するために(?)外国人研修生の受け入れという便法らしきものが良く使われてはおりましたが。