新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

キケン、キケン

ネットでは6月23日号が流れています。Leadersのトップはエジプトの大統領選挙についての記事です。以下サウジアラビアの皇太子死去、メキシコの大統領選挙、ユーロ危機、フランス新大統領について、という内容になっておりまして、やや読者コメントの数が伸びにくい状況のようです。その中ではフランスのオランド新大統領についての記事がそこそこ反応を呼んでます。先ず記事ですが、国会はおろか、地方議会まで含めて圧倒的な与党勢力を手にしたオランド大統領の政権基盤が強いこと、その中で彼が実施しようとしている定年短縮や最高税率引き上げ、公務員の拡大、公共事業の拡大などの政策は財政規律の回復にはつながらず、かつてミッテラン大統領が2年で失敗したようにフランスの将来を危うくするものになる、という論調です。

似たような政策を取ろうとしているのが、日本では小沢氏ということになるんですかね。彼の場合はあまり国民に支持されているとも思えないのですが、それでも筋は通すと言うことのようで。ちなみにフランスの債務はGDP比で90%と、EUの中では高いようですが、200%近い(あるいはそれ以上?)日本と比べると、まだまだの水準ではあるんですけどね。さて、オランド氏が危険だとすると、小沢氏は?