新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

LCCは空を制覇するか

9月29日号のBusinessには、AirAsiaの日本進出と絡めて、同社が描くアジア戦略とLCCの未来についての観測記事が出ています。

日本の次は韓国を狙っているのだそうですが、満を持して(?)進出したヨーロッパ線は、損失が埋まらず早々に撤退を余儀なくされたのだとか。

安いこと、は確かに最強の武器だとは思うのですが、だからと言ってそのキャリアが流行ってもうかるかどうかについてはもっと別の事情も影響して来るわけですし。ではそれが何なのか。そこがきちんと説明できれば良いのですが、なかなか消費者心理は一筋縄では行きません。安いから、は確かに重要な選択理由ではありますが、だからと言ってそれだけであっさり勝負が決まるものなのかどうか。他方、AirAsiaの経営者は鼻息が荒いようです。すでに私の周りでもユーザーがいて、安いことが何よりの市場浸透力であることを示してくれています。
そのうち国内線大手も、今より厳しい価格競争に巻き込まれる惧れ少なしとせず、というところでしょうか。