新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

クルマの来年

12月22日号のBusinessには、自動車産業に関する調査会社IHSオートモーティブ社の予測による、2013年の自動車生産・販売台数に関する一寸興味深い数字が出ています。それによると、エコカー補助金の終了に伴い日本の販売台数は1割ほど落ち込むだろうとのこと。アメリカや、インド・中国は伸び、ブラジル・イギリス・ドイツは市場が縮小傾向にあることが判ります。ちょっとびっくりしたのは、生産台数が8280万台なのに対して、販売台数が8190万台なのだそうで、おそらくこの差分は2014年以降に繰越販売されると言うことなのだと思いますが、世界全体で90万台も生産と販売の間の「だぶつき」があるんですね。65億人の市場が対象と考えれば少ないとも取れますが、90万台もの車を置いておける場所が世界中のあちこちに存在している、ということのようで。そう考えると凄い話です。