新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

アフリカの蠢き

ネットでは3月2日号が流れています。Leadersと特集記事は成長著しいアフリカについて、ということで、日本に居るとはるか遠くの国々と言う感じですが、経済のラストフロンティアとして誰もが注目するように、もうそろそろなってきたかなというのが記事を読んで感じるところですね。

もちろん、ネガティブな要素は依然としてたくさん残っておりまして、記事も指摘するように道路の舗装が進んだこととは比較にならないほど未整備な電力網だとか、いやらしく社会を縛る官僚主義だとか、長年言われてきている部族対立もそうですし、それら弱いところを克服しないと全体のパフォーマンスが上がらないのは確かにそうなのだろうと思うのです。

それでも、良いところが伸びてくると社会のひずみ自体は大きくなるので、そこに解決への糸口が生まれることは確かだろうと思います。かつての日本の公害や、現在であれば中国の大気汚染なども象徴的な出来事だろうと思います。アフリカも、やがてまたそんな道を通るのではないかと見ています(必ずしも環境問題とは限りませんが)。

おかげさまで、私事ながら4月~6月にかけて仕事でもアフリカに関われることになりました。ちょうどそのタイミングで今週号が配信されたのは、ちょっとタイムリー。小さなセレンディピティかな、と思っています。