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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

いずこも同じように

ネットでは11月9日号が流れています。

Leadersのトップは、特集記事の紹介でもあるのですが、今後のイギリスをどうするか、という政策の大きな方向性を問うもので、The Economistお得意のマクロ的な視点での議論を通じて自由化がもたらすであろう便益を説明し、政治の強いリーダーシップを求めています。

二番目の記事では、先進各国が~多分に欧州の不調に負うところが大きいわけですが~インフレ率を下げ始めているところ、中央銀行に課せられた使命としての経済成長規模の維持についての記事でして、普通に読むと二つの記事が言いたいことは一つ、成長へのあくなき決意であるように読めますね。

イギリスは特に、来年から再来年にかけて重要な政治日程が続くようで、その中で都度国民の判断を仰げるわけですね。来年の5月にEU議会議員の選挙があり、9月にはスコットランドの独立をめぐる投票があり、2015年は総選挙だそうで、その中でキャメロン政権がどれだけ骨太の政策を出してくるのか、The Economistならずとも興味がわくところではありますが、まずは自身のスタンスを決めたうえで虎視眈々と(?)政権の動きを見つめるというあり方は日本のメディアには見られないものだと思います。

TPPを巡る議論もそうですが、安倍政権は三年安定するのだそうですけど、その後日本はどうなりたいのか、どうあるべきなのかを明らかにしたうえでないと、所詮付和雷同的な報道に終始してしまいかねないだろうと危惧します。そういう意味で、The Economistのようなメディアを持てているアングロサクソンがうらやましい、と素直に思うわけですが。