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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

中央集権化、が持つリスク

11月9日号のAsiaは、内戦終結後の安定に伴い外資流入が続くスリランカについて、その内政が抱えるちょっとした懸念を紹介しています。

インフラと観光に世界の投資が集まる中、現政権が志向する中央集権化への流れは復興が進む北部を含めて再び内政の不安定化を呼ぶのではないかとの見方があるからです。

インドや中国の支援もあって、かつて戦場だった北部も順調に復興は進んでいるようですが、遅れていた地方選挙で勝ったのはやはりタミル側の野党だったそうです。

明治期から戦前の日本がそうだったように、成功する中央集権化は発展ももたらしますが同時に国運をリスクにさらすことにもなるわけで。今日でも途上国には発展を優先して中央集権化を志向する例が少なくないと思うのですが、内政的にリスクをかかえるスリランカのような国ではそれが決して簡単なことではないということですね。爆弾騒ぎが続く隣の国を見ていても分かることではありますが。