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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ロボットが変える日常

3月29日号のLeadersトップとSpecial reportは、最近各方面で目立つロボットの社会進出についての記事です。産業用ロボットはすでに相当広範囲で使われていますし、生活の中にもお掃除ロボットはごく普通に存在しています。ハイテクの映画撮影や戦争にもロボット技術は不可欠となっている現在、その傾向はさらに広がる流れにあるわけで、だとすると当然社会もそれなりの影響を受けることになるだろう、というお話。

日本のメディアもこの話題は大好きで、気のせいか最近あちこちで目にする話題ではあるのですが、日本のメディアが「人型ロボット」を扱ったアニメにその開発エネルギーの源泉を求めるような記事が目立つのに比べ(アトムとかガンダムのパターンですね)、The Economistは開発されたロボットが社会に及ぼす影響についての考察が関心の的であるようです。

やはりもっとも目を引かれるのは、ドローンに代表される無人兵器と、それがもたらす戦争の変質についての考察でしょうか。ベトナム戦争以降、今日に至るまでの主な戦争は「近代装備対ゲリラ」の戦いというパターンがほとんどなわけですが、そのような戦争でターゲットを正確に攻撃するロボットが狙った先に、子供がいたら。。。

人間なら最後の最後で判断が働くべきところ、ロボットにそれを期待するのは無理があるのではないかと思われるのですが、ロボットに子供は攻撃しないなどのロジックを組み入れるのでしょうか。だとすると、ゲリラ側は当然のように子供部隊を編成してロボットと戦わせようとするのではないでしょうか。

The Economistは、単純な法律議論で「このような使い方は規制されている」と言うことでスルーしているのですが、ロボットを開発してこのような目的に使おうとする勢力が法律を守ろうとする国々ばかりではなくなりつつあることを、長期的には勘定に入れて考えるべきであろうと思います。