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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

The Economistがワールドカップについて書けば

ネットでは6月7日号が流れています。表紙とLeadersのトップは、ある意味で当然といえば当然なのですが、FIFAワールドカップについてのものです、しかしながら流石The Economistだけのことはあって、そのタイトルは「美しいゲーム、汚いビジネス」と(汚い、が表紙ではuglyで記事ではdirtyと、若干ちがっているのは何故でしょう)、FIFAの体質や構造的問題に切り込んだものとなっています。

曰く、ブラッター現会長が1988年以降長きにわたりその政権を維持していること、そのビジネス手法が古臭いスタイルであること、次回W杯会場をカタールに決めたプロセスの不透明さへの疑問、またFIFAが法的には単なるスイスのNPO法人にすぎず、どこの監視も受けないことについても疑問を隠しません。さらに世界のスポーツと言われる割には、アメリカではプレーされるほど見られているわけではなく、インドや中国では見られていてもプレーされていないことについても鋭い指摘を投げかけています。

ではどうすればよいのでしょうか。一つの案としてFIFAを民営化・株式会社化して市場の監視の下にさらす、という方法があるかもしれません。ただ残念ながら、現実的にはその規模の上場を上手くさばくだけの受け皿が整っていないのも事実なので、一つの理想としての姿でしかないのですが(ちなみに、所謂多国籍企業にとって、単一の世界株式市場の創立は究極のゴールではないかとも?)。

だとしたら、現実的なソリューションとしてFIFAを期間限定の国連組織にしてはどうかと言うことを提案したいと思います。偶然ながら、The Economistの示す開催地選びの対案が「大陸間の持ち回り」、だそうで、意図してかどうかわかりませんが、国連組織のトップ選びのときに言われる慣例と同じです。ただこの慣例も一つの都市伝説にすぎない、という批判もあるようですし、言うほど簡単な話ではないのかもしれませんが。