新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ユーロは持つのか

ネットでは10月25日号が流れています。Leadersのトップ記事は、エボラ出血熱でもイスラム国でもありませんで、懸念される欧州のデフレについてとなっています。

この期に及んで財政健全化と緊縮を基調とするドイツ・メルケル政権に批判の矛先は向いているようですが、日本もデフレになりかけたころ、橋本政権が財政健全化を打ち出して一気に不況が悪化したことを思い出します。

記事は日本の不況を例に出し、日本ほど孤立的でない分他国への影響が避けがたいこと、欧州人は日本人ほど忍耐強くない分、政治への影響も大きくなるだろうことが予測されています。

ドイツの緊縮財政志向も、観察者をやきもきさせる政策的不一致と取られるようで、そうなるとメルケル首相の交代もありうる、ということでしょうか。

2015年にかけて大きな変化がこの地域を襲うのかもしれません。