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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

世界的に

1月10日号のBusinessには、今日本でも何かと話題のマクドナルドハンバーガーについて、世界的に経営の曲がり角を迎えたのではないかとの分析記事が出ています。日本であいついで発生した異物混入の話題も、ちょっとだけ触れられています。

で、何が曲がり角なのかと言うと、売り上げや収益自体はファストフードチェーンの中でぶっちぎりのトップなのですが、既存店売上の伸び率が思わしくないことに加えて、対策として他のファストフードチェーンの強みを消すための新商品投入(たとえばラップ)がフランチャイズ店の負担を重くしているなど、販売品目の多様化がもたらす負担を上げています。にもかかわらず、アメリカ本社が検討している新企画が「タッチスクリーンを使って自分だけのハンバーガーをデザインできる仕組み」だそうで、そうすると品目の多様化に歯止めがかからなくなるのでは?というお話です。高コスト化に加えて手順の複雑化は、入店から配膳までのリードタイムを短縮することには(多分)つながらず、そうすると本来的にマクドナルドが持っていた強みをぼやかすことにもつながりかねないのではないでしょうか。

競合他社の中にはバーガーキングのように販売品目を絞り込んだことが収益改善に寄与している例もあるそうなのですが、業界のガリバーであるマクドナルドからすれば、むしろそれこそ真似せざるべき事例ということになるのかもしれません。

日本では異物混入事件の余波ばかりが語られていますが、マクドナルド全体を見渡すと、ちょっと違う景色が見えてくるようです。