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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

疎外されている者たち

The Economist5月30日号のLeadersトップ記事は、アメリカを中心とした先進国で社会・経済構造の変化から疎外されるブルーカラーの男性について分析しています。

記事によると、女性の社会進出が進む中、低学歴の男性は雇用機会を徐々に失い、賃金も低落傾向にあるのだとか。そうすると結婚できない人が増え、仕事も家族も希望もない人生を送るという負の連鎖に巻き込まれることになる、というわけです。

実際にアメリカでは、1979年から2013年までの間に、高卒男性の平均実質賃金が21%下落したのに対し、同じ学歴の女性は3%上昇したという統計もあるようです。さらになんと、労働年齢のアメリカ人男性のうち、高卒のみに限ってみるとおよそ1/5が仕事についていないという数字もあるようで。

日本とは少し違うなあと思われたのは、たとえば美容師や小学校の先生は「女性の仕事」と思われているみたいで、The Economistの提案のひとつには、(男女平等なのだから、ということか?)そういう仕事にも男性を登用しては?というものがありました。

日本と違って人口が増えているアメリカにあっては、こんなところにも「進化を拒む」要素があるということ、なんですね。いや、むしろこの方が歴史的に見れば常態で、人口減少に対峙する日本のほうがよっぽど変わってるんだとは思うのですが。