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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ウェアラブル端末の今

6月20日号のBusinessには、健康管理データをデジタル化して取り込むブレスレット型デバイスをヒットさせたヒットビット社の株式公開を巡る論評記事が出ています。それによると、機能特化型のウェアラブル端末を先行的に売り出すことで市場を確保したヒットビット社は、純損益ベースで黒字であることに加え、株式公開でも売り出し価格を直前に1/3ほど値上げするなど好調さを示しているのだそうです。

が、The Economistによるとこれは携帯電話市場で先行者利益を確保しながらやがてスマホにその席を譲ったノキアに似ている、のだそうで、具体的には多機能型ウェアラブル端末を投入したアップルやサムソン、そして低価格競争を仕掛ける中国のシャオミなどとの競争が加速する中で、単機能端末を主な商品としている同社はやがて太刀打ちできなくなるのではという観測を連想させるものですが、果たしてそうなるのか?技術面でも企業経営戦略面でも、おそらくヒットビットの関係者はノキアの事例に学んでいると思うので、企業行動そのものは何か違うものになってくるのではないかと言う気がするのですが、ではそれが何なのか?と聞かれると私もよく分かりません。巧妙に織り込まれた戦略的な何かなのか、もしくは「もがき・あがき」とも取れるような防戦になるのか。

「業界で、二番目の事例になる」と言う事例の、これは意外と初めてのケースかもしれません。そういう意味ではヒットビットがノキアに何を学んだのか、どういう企業行動を取るのかは結構注目に値する話なのかもしれません。