新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

富裕層の旅行

8月29日号のInternationalには、変質する富裕層の旅行についての分析が載っています。それによると、同じ富裕層と言っても出身国や年代、生まれたときからお金持ちだったか、あとからそうなったかなどによって、旅行に出た時のおカネの使い方がちがうのだそうですが、大まかに言って「モノより経験」「見栄より品質」にシフトする方向にあるのだそうです。

そのあたりは、別に富裕層でなくても最近の志向性として理解できるような気もするのですが(たとえば日本人観光客は「爆買い」はしないわけで)、追求する経験や品質が一味違う、ということのようです。

「ネットがつながらない空間」を提供する贅沢があるかと思えば、「ベッド持参の旅」があって、どこでも自宅と同じ眠りが得られるようにという、富裕層ならではの旅のオプションだなと思わされます。

キャビアでスキンケアするとか、金と宝石がちりばめられたiPadが使えるとかいうサービスもあるようですが、さすがにそれは、という感じですかね。想像力の、ある意味で限界なのかなと。