新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

冷静に考えてみれば

ネットでは、12月12日号が流れています。

Leadersのトップ記事は、アメリカ大統領選挙に加えてフランスをはじめとする欧州諸国でも勢いを増す右派、もしくは保守強硬派の政治家たちについての話が出ています。

米共和党のトランプ候補は、第二次大戦中に日系米人にしたのと同じく、米国内のイスラム教徒を収容所に入れろという主張をしてるのだそうで。

イスラム教徒のアメリカ入国禁止を言ってみたり、過激さは日を増すごとにという感じですね。

大統領選挙でこんな意見を言う候補者が出てくるということは、たしかに制度としての民主主義がまちがいなく強固に機能していることを表すものではあるのでしょうが、それが選抜プロセスの中で最終段階まで残るという危うさは、ヒトラーの登場を許した時代と変わらないのかもしれません。そう考えれば、うらやましがるほどのことでもないのかも。

かつてない時代、考えれば考えるほど、結論はブレブレです。