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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

9戦8勝の敗北予測

The Economist4月9日号および電子版の記事でアメリカ大統領選候補者選びの情報を見ると、民主党ではバーニー・サンダース氏がここ最近の予備選および党員集会で9戦して8勝と健闘していることがわかります。直近のウィスコンシン州ミルウォーキーでは56%を超える得票率で、同地域に多い白人の支持が集まっていることが覗えます。

他方で指名に必要な獲得代議員数を見ると、ヒラリー・クリントン女史のリードはまだ手堅く、今後予備選が実施される大票田において優位が伝えられる中、クリントン女史の勝利が89%程度の確率で予見される、ということなのだそうです。

字面だけ読むと、この二つは若干矛盾するニュースのように思えますよね。The Economistの読み解きだとウィスコンシン州特にミルウォーキー周辺はドイツからの移民の多い土地だそうで(なるほどビールが有名なわけですね)、早くから社会資本の整備が進み、社会主義的な考え方に理解のある土地柄なのだそうです。ということで、元々サンダース候補にとっては戦いやすい土地だったということかと思います(それまでの連勝がどうなのか、までの詳細は触れられていませんが、在外有権者による投票など、小規模なものが主体だったと理解します)。

問題は、ニューヨークで予備選が行われる4月19日の火曜日(また火曜日!)のようですね。日本で大勢が分かるのは4月20日ということになりそうですが、上院議員としての地元であるニューヨークでクリントン女史が勝利を決定づけられるのか、あるいはサンダース氏が粘りを見せるのか(そうなることで、民主党全体の政策的な方向性に多少の影響が出る可能性はあろうかと思います)、今後のアメリカを予測するうえで興味深いレースが続きます。