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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

決める、ということ

The Economist電子版は、おそらく来週号の記事になると思うのですが、フロリダ・オーランドで発生した乱射事件を巡る大統領候補の発言を捉え、それによって自らの立ち位置を鮮明にする論評を載せています。

このうち民主党クリントン女史については、ある意味で常識に沿った現実的なアプローチとして、移民融和や湾岸諸国に対する過激派への資金支援遮断要請などを挙げているのですが、共和党のトランプ氏については、彼の持論であるイスラム教徒入国禁止と合わせて、LGBT社会の尊重や「安全を求める母親たち」との協調を掲げているのだそうです。でも、LGBT社会や母親たちへのケアといえば、民主党の十八番だったのでは?

上げ足を取る、というわけではなく、話を分かりやすくするためのロジックとしてThe Economistが言うのは「トランプ氏の政策は、もし実施されるとするなら、助けになるはずのイスラム勢力をも遠ざけるという意味においてアメリカを傷つけるものとなる。トランプ氏は全くもって驚愕の男だが、失望(をもたらす)と言う意味において信じるに足る」と。

英語で、Decisive(決心が堅い、などの意味)という単語があります。まだ半年も先の大統領選に臨む候補者について、そこまで書くか、というきつい論評はThe Economistならずとも英語のメディアにはしばしば見られる傾向で、逆に言うと都知事問題も含めた日本の新聞・テレビはその部分がとても貧弱ではないかと。

最近よく思うのは、もしも週刊文春がなかったら、都庁では今頃まだ巨額の出張費が湯水のように使われていたのかもしれません。ちょうど今日、都議会では不信任案が可決される見込み、だそうですが。