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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

Priceyの反対語

10月1日号のBusinessには、ついにスマホ向けのゲームビジネスへと踏み出した任天堂の戦略に関する比較的好意的な論評が出ています。

曰く、コンソールビジネス(据え置き型ゲーム機)で一世を風靡した同社も、最近はスマホゲームに押されて売り上げの柱であるハードウェアの売れ行きが芳しくないところ、他社とのアライアンスで成功した「ポケモンGo!」で突破口が開けたという分析です。株価は急上昇したものの、その後任天堂の取り分が少ないことを反映して急落したことなど、つい最近さまざまなメディアで報じられたとおりのお話も。

記事が注目したのが、これから来年にかけて市場投入されるというスーパーマリオスマホ版についてです。専門家の見立てによると、世界で15億ダウンロードほどの需要が見込まれているとのこと(視点は違いますが、供給インフラとしてのスマホの凄さを改めて実感する数字ですね)。

で、任天堂がコンソールを捨てるかというとさにあらず、最近になって発表された同社の戦略によると、他社とのアライアンスによるスマホゲームの開発などは進められるものの、コンソールビジネスを捨てる方向にはなく、その意味でも今後どうなるか予断を許さない状況にあるということだと思います。

The Economistに言わせると、任天堂のコンソールは"Pricey"(お高い)だそうで、辞書を見るとその反対語はValue(お値打ち)だと思うのですが、The Economistがマリオやポケモンを作った任天堂に対して評価したコトバは"Fantastically good"なゲーム制作者、ということでした。同社がコンソールビジネスをどんなふうに展開するのか、興味を持って見つめたいと思います。