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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

出張の合間に

二つの海外出張の合間、74時間の日本滞在中にこのブログを書いています。

The Economist1月14日号のAsiaには、いわゆる従軍慰安婦問題を巡って深まる日本と韓国の対立についての記事があります。トランプ新政権の発足とともに米中関係が冷え込む流れにあり、その環境下で北朝鮮が核開発を最終段階へと進めているところ、釜山の日本領事館前に少女像が設置されたことをきっかけに日本政府が態度を硬化させたという流れは大局観を持ってみれば全くもってあるべからざるもの、ということができると思います。記事でThe Economistも指摘する通り、稲田朋美防衛大臣靖国参拝~やるのは良いとして何もこのタイミングでなくても~という蛇足めいたエラー、いやドチョンボが見事にすべてをもつれさせてしまったのではないかと見ています。

安倍首相の真珠湾訪問にも同行した彼女としては、政治的信条の発露のつもりでこのタイミングに靖国神社を参拝したのだろうと思いますが、その行為が国際政治に関する大局観のなさを見事に露呈することになるとは、つゆほどにも思わなかったのでしょうね。一部には将来の首相候補とする向きもあるようですが、このようなエラーをむざむざと犯すようでは、及第点は難しいように思います。

この絵姿は、裏から見れば北朝鮮および中国がどれほどこの問題で政治的に得をしているかが透けて見えます。日本からすれば南京事件と同程度にいかがわしい難癖と見える話が、韓国の足元をふらつかせ、日本からの助けが届かないように仕向けるためのトラップになっているようにも見えるのですが、さて。