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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

トランプ外交とは?

4月15日号のUnited Statesには、シリアへ巡航ミサイルを撃ち込んだトランプ政権の対応と、そこに至るまでの外交を俯瞰して、果たしてトランプ外交はどのようは方向性にあるのかを論じる記事が出ています。

毒ガスで無辜の民を殺戮する政権に、問答無用の巡航ミサイル攻撃で応えるのが彼流のやり方であると即断しない方が良い、というのがThe Economistの見方です。常々彼が言っている「アメリカ・ファースト」という考え方に立てば、今回の対応はひとつのオプションを示したものに過ぎない、すなわち状況に応じて国益にかなうあらゆることを、彼はしたりしなかったりするのだ、ということなのですが。

そう考えると、たとえば朝鮮半島におけるアメリカの国益とは何なのかと考えることがこの先のトランプ外交を読むうえで一つのカギになってくるのではないかという見方ができるのではないかと思います。だとすると、対北朝鮮もそうですが対韓国、特に大統領選挙の帰趨が大きな要素になるのではないでしょうか。

確かに軍事的な緊張は緊急性が高いわけで、世間の注目も集まりやすいのは確かだと思います。高い注目度と相まって派手な軍事演習やミサイル発射などの影響で、日本の各種報道では「アメリカと朝鮮半島」というとどうしても北朝鮮のことが中心になってしまいがちですが、むしろ韓国を含む半島の今後をどうみるか(どうするか)というあたりにアメリカの戦略の力点がおかれているのではないだろうか、北朝鮮をどうするかについては韓国大統領選と表裏一体の流れの中で決まってゆくことなのではないだろうか、そんな見方ができるように思います。