新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

敵対関係をどう読み解くか

電子版の記事に、イランで発生したISのテロ事件について触れたものがあったので。

www.economist.com

テロはイランもお得意か?と思っていたら、ISがテヘランで事件を起こしたというので何となく理解できたのは、シーア派スンニ派の対立軸がこれまでになく強調されてきているらしい、ということです。

背景はわかりませんが、イランを攻撃したISはスンニ派の過激派ということで読み解けば、ある程度の仕訳ができるように思います。

日本のメディアでも、アメリカはイランと対立するスンニ派サウジアラビア、エジプト、その他アラブ諸国)の肩を持つ、みたいな言われ方がされていると思いますが、イスラエルイスラムの対立軸がまずあって、イスラムの中でスンニ対シーアの対立軸があるとすると、そこに重心を置いておけばイスラエルイスラムの不安定化要因は結果として緩和される、みたいな読み解きなのかなと。いや、これは若干以上にアメリカ目線の見方なのかもしれませんが。