批判のポイント
10月14日号のBusiness and financeには、神戸製鋼の品質偽装スキャンダルについての記事があります。
The Economistの批判のポイントは、偽装そのものに加えて、これまで各国・各分野で起きてきた類似の事例から学んでいないこと、すなわち内部告発の軽視や偽装発覚から公表へのプロセスなどについて、「またか」と思わせるような展開だったことにあります。このおかげで10月11日の段階で株価は1/3ほど値を下げたのだとか。
ご丁寧に、安倍首相がサラリーマンだった時代に同社に勤めていたことにも触れていますが、そのあたりは直接批判に関係するものではないと思います。
フォルクスワーゲンのデータ偽装問題もそうでしたが、以て他山の石とすべき事例、ということで、他の会社にぜひ学んでほしいお話だと思います。