新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ドイツ、確かに手強そうかも

The Economist4月14日号のLeadersトップ記事とSpecial reportは、ドイツがテーマです。先ごろようやく連立政権が発足したニュースは国内メディアでも取り上げられていましたが、The Economistが見るドイツは日本のメディアが伝えるそれとはちょっと違っていて。

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より開けた、多様な国になりつつある、というのがLeaders記事のタイトルです。従前は民族的にドイツ人の比率が高いことで有名な、純血の国という評価が高かったところ、メルケル政権が進めた移民受け入れ政策などにより、ドイツ人なるものの属性が、民族的な出自よりも市民権で規定されるようになってゆくだろう、との見方です。そうなると、これまでの保守的な政治の在り方も変わってくるはずで、メルケル政権もそろそろその役目を終えつつあるのでは、というところまでの洞察を加えています。

裏付けは、Special reportに詳しいと思うので、時間があったらぜひ読んでみたいかなと思っています。