新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

クルマが減ったわけ

1月6日号はアジアのページで混迷の様子を呈するクーデター後のタイ、中国の海軍増強、中国の中央アジア進出、独裁者急死後のトルクメニスタン、インド・ビハール州の政権交代などに関する論評が載っています。

最終ページの小さな囲み記事で、ハイウェイを奪ったもの、というタイトルがあったので、何かと思って読んでみたら、なんと日本の駐車違反取締りが民間に委託され、厳しくなったことから自家用車の出控えがおきて高速道路や行楽地の利用が減っているという報告でした。また住宅地の駐車場化も進んでおり、都心の戸建相当の土地が安く買えるようになったことから、大規模開発までの「つなぎ」として駐車場に転用しても十分採算性がある、というようなコメントも載っています。取り締まり栄えて行楽地に閑古鳥が鳴き、細切れ駐車場が市内を占領するようになる、というわけです。

私は国内の週刊誌メディアをほとんど読まないので判らないのですが、同様の報道は最低限インターネットでは目にした記憶はありません。それとも私がチェックするようなサイト以外のところで流れていたのかな?いずれにせよ、風変わりな論評であることには違いないと思います。

ま、正月の日本では記事になるようなニュースも多くはないのでしょうけれど。

Americaのページには、新下院議長の就任等注目度の高い記事も載っています。また何と言ってもイラクを巡る記事については、流石のThe Ecnomistも確実に意見が変質してきています。明日以降、できればそのあたりについて書きたいと思います。