新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

心動かすもの

8月23日号です。ウェブはすでに8月30日号になってますし、特に米大統領選をめぐる動きが活発なため、どうしてもそちらに目を奪われがちですが、なかなかどうして捨てがたい記事があったのでそちらについて。まず、Science and technologyです。ヘリコバクタ…

失われた10年の持つ意味

8月23日号後半です。Economic focusでは、巷間言われていることではありますが、サブプライム後のアメリカは、日本のもと来た道をたどるのかという議論について非常にコンパクトにまとめた議論が載っています。まず土地や不動産への値上がり信仰がバブルを呼…

帝国の逆襲

8月23日号の中盤あたりです。個人的に一番目についたのは、中身のなさ、魅力(栄養?)の乏しさから「キャベツ」と揶揄されたというザンビアの故ムワナワサ大統領が、それでも民主化プロセスと政治の透明性確保という観点から言えば、隣国ジンバブエとは比べ…

謎の理由

8月23日号前半です。やはりBriefingを中心にUnited Statesでも少し書かれた米大統領選とオバマ候補についての話ですかね。端的に言ってしまえば、逆風も苦戦もありうるがThe Economistとしてはオバマ支持だよ、ということが見て取れます。彼の強みは「組織を…

オバマの日

8月23日号です。先週に引き続いてちょっと薄目なのは、夏休み時期だからでしょうか。 さて、久しぶりにLeadersからつぶさに見てゆくと、まずは米大統領選挙と民主党党大会におけるオバマ候補について。予備選挙で大きな州を取れなかったこと、ヒスパニックと…

山椒大夫今昔

8月16日号後半です。Internationalのページで目に留まったのが、Human traffickingとかHuman smugglingと言われる国際的な人買いについての話。拉致誘拐も含め、調達された人間をさまざまな目的のために第三国へ送るのですが、Traffickingが一応正式な入国手…

思ったよりも

8月16日号です。Leadersは(脅威としての)ロシアの復活、医療とグローバリゼーション(国際競争)、ヨーロッパの不調に端を発する世界経済への不安、専業化が目立つ大銀行の新経営戦略、ついに大統領を辞めることになったパキスタンのムシャラフ氏の辞任前…

島 耕作 The Economistに載る

だいぶご無沙汰してしまいました。さて、8月9日号ですが。 通覧して目に付いたのはやはりハツシバ五洋ホールディングス?社長の島耕作氏が二つの記事を飾ったことでしょう。 http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=11885715 http://www…

関心は中国へ

8月2日号です。やはり、というか当たり前の話というか、オリンピックを前にして関心の向きは中国です。そんなときでもLeadersでは熱を帯びるトルコの世俗主義とイスラムの確執について、なんていう記事をしっかり載せてたりしますが。さて、中国についてはLe…