新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

銀行国有化に関する議論

だいぶご無沙汰してしまいました。ここのところ仕事が立て込んでいたものですから(と言い訳)。配本前の2月27日号のさわりをネットで読みました。Leadersの2本目、アメリカの銀行国有化についてなのですが、The Economistは「国有化止む無し」という明快な…

通貨の評価

2月7日号のEconomic focusでは、巷で言われているところの人民元の価値について面白い考察が載っています。曰く、元は安い安いと言われているが、仮に規制を全部撤廃したとすると、中国の富は投資先を求めて海外に流出し、結果として元はもっと安くなるだろ…

日本の、これから

2月7日号のBusinessでは日本の電機・電子産業の凋落と、日比谷派遣村で見えた非正規労働力に対する日本のセーフティネットの薄さについて、2つの記事が載っています。まず、電機・電子産業についていえば投資家の関心を集めるにはその図体の大きさが命取り、…

辛口評価の始まり

2月7日号、Lexingtonです。オバマ政権の閣僚指名が相次いで税金をめぐる問題で白紙になり、オバマ氏の指導力についたかもしれない疑問符について。ま、それが辛口評価の始まりということなのかもしれませんが、さしあたりプロでも難しい経済政策への対応を積…

不況の影響?

2月7日号、巻頭のBriefingは「国際離婚」についてです。すなわち、経済のグローバル化によって珍しくなくなった国際結婚が、世界同時不況の影響であったにせよそうでないにせよ続かなくなったとき、2つの大きなポイントについて国によって判断が分かれるので…

深刻化する不況 そのほか

2月7日号です。Leadersは、復活する経済ナショナリズムへの危惧、経済対策で手詰まりになっている欧州各国とユーロ、一時期の勢いが見えないベネズエラのチャベス政権、不況は日本にとって、株式持合いに代表される旧弊を脱する機会であるとする論評、政治的…

ダメな国と悪い国

1月31日号をさらっと流してみて、ですが。面白かったのはInternationalの、Failed statesという長めの記事ですかね。世界を見渡して、無政府状態だったり、国家として破たんしている国と、テロリストの温床となったり、麻薬やエイズの問題が起きている国は微…

短かったハネムーン

1月31日号です。Leadersは経済危機に直面したアジアに関する記事やオバマ大統領の仕事ぶりについて、Briefingでは春節を迎えたものの経済停滞の懸念が一層強まった中国、そしてUnited Statesではとても大変な仕事に挑むオバマ大統領について、という流れにな…