新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

イカ4杯?

ネットで流れている12月1日号をざっと眺めています。Leadersのトップは、IT業界の巨人たちが演じるバトルと今後の展開に関する解説記事です。 大変興味深いのは、The Economistが4強としているのが、Google, Apple, FacebookそしてAmazonで、Yahooはおろか、…

短期的視点と長期的視点

11月24日号のSchumpeterは、企業評価の視点として短期の株価を偏重する考え方に疑問を呈しつつ、長期的視点をどのようにバランスさせたらよいかについての興味深い議論を載せています。一時期、デイトレーダーなる株の短期売買を生業とする職業(?)が注目…

海でも?

11月24日号のBanyanでは、海洋を巡るインドと中国の潜在的対立に関する分析記事が出ています。普通の感覚で世界地図を想像すると、「は?」と言いたくなる人もいるかもしれません。なぜなら両国は決して隣り合う海域を巡って直接対立するような位置関係には…

カタロニアの話、そして

11月24日号のBriefingでは、スペインの東部に位置するカタロニア州(バルセロナのあるところです)の分離独立運動についての記事が出ていました。ちょうど今日のNHKニュースでも取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思います。 先日、バルセロナで…

イスラエルとパレスチナ

11月24日号のLeaders、トップはイスラエルとパレスチナの間で交わされた停戦合意と、中東和平の今後の展開についての話です。ま、結論としては「国際社会の後押しで1967年に合意された国境線にもとづくパレスチナ国家の建設やエルサレムの共有を実現すること…

オバマ大統領がミャンマーを訪問するそうですが

この週末からニュースでも取り上げられているASEAN首脳会議は、火曜日にかけて日米中の首脳も参加する予定とのことで、これに先立ってオバマ大統領がミャンマーを訪問するとの報道にはさまざまな解説がついています。曰く、まだ政治犯を抱えている国を訪れる…

51番目の州

11月17日号のUnited Statesで気になったのは、カリブ海に浮かぶプエルトリコで行われた住民投票の結果、現在のアメリカ連邦自治区という立場から、51番目の州になることを選択しようと言う住民が初めて多数派になったと言う記事でした。連邦自治区において、…

油景気に沸くアメリカ?

11月17日号のLeadersを見ています。 トップはユーロ危機とフランス経済について、その他にはアメリカの税制について、BBCスキャンダルについて、中国の新政権について、アメリカとシェールガス・シェールオイル開発についてといったラインナップですが、…

その間、何してたんだろう

11月10日号のScience and technologyには、南アフリカで新たに発掘された微細石器(矢じりに使われたと思われる)と、人類の進化についての記事が出ています。およそ4万年くらい前から世界で盛んに使われたこのタイプの石器は、これまで6万年前のものとされ…

2060年になっても

11月10日号のFinance and economicsには、OECDによる2060年の経済予測値の中から、国民一人当たりのGDPがどのようになるか、アメリカの2005年に対する購買力平価で示した興味深い数字が出ています。それによると、カナダが85%強、日本やドイツ、イギリスが…

共和党の失敗に学ぶとしたら

11月10日号のLexingtonは、米大統領選の敗北を受けて党勢の立て直しを図る米共和党にとっての現状について、興味深い分析を載せています。まず、敗北と言っても議会選挙を含めて言うと、共和党は必ずしも負けすぎなかったことがポイントになるということで、…

鏡を見るような?

11月10日号は、当たり前といえばそうですが、アメリカ大統領選挙の総括と今後の展望についての記事がLeadersのトップに来ています。結果的にはオバマ大統領の順当勝ちと言えるのかもしれませんが、前回の熱狂とは程遠く、直前の経済統計やハリケーン被害への…

変わりつつあるのか?

11月3日号のLeadersですが、やはり今週火曜日(日本時間の水曜日)に迫った米大統領選挙に関する記事がトップで、しかも3000件を超す読者コメントが寄せられています。ま、そっちを見ても良いのですが、今日はその陰で珍しくLeadersに入った日本の企業統治に…