新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今中国が困っていること

9月27日号のLeadersとChinaには、建設が進む揚子江大運河に関係して、中国(北京周辺地域)が抱える水不足についての興味深い記事が出ています。もともと北部はそれほど水の豊かな土地ではなかったようですが、産業の発展もあって大変な水不足に悩まされてい…

もしもこの世から現金がなくなったら

9月20日号のFree Exchangeは、あくまで仮定の話ではあるのですが、仮にこの世の中から現金というものがなくなることがあったなら、という話について深堀りした分析を示してくれています。なんでそんな話が出るのかと言うと。 なんでも過去20年ほどの間、アメ…

ソニーの苦悩

9月20日号のBusinessには、ネットワーク機器の製造からクラウドコンピューティングを含むITビジネスに打って出ることで、「2020年までに10倍の成長」を目指す中国のHuawei(華為)と、今期無配に陥ったソニーについての記事が並んで出ています。 かたや昇日…

経験値は期待を凌駕するのか

9月20日号のUnited Statesには、このほどアイオワ州を訪れたヒラリー・クリントン元国務長官の、次期大統領選に向けたと思われる活動とそれを取り巻く環境についての分析記事が出ています。 それによると、オバマ大統領よりも長いワシントンでの政治キャリア…

無謀のような

金曜日の朝、すでに9月20日号がネットで公開されています。Leadersのトップは中国の習近平国家主席についての記事です。それによると、彼一人に権限を集中させる動きが政策変更を容易にし、一人っ子政策の緩和や汚職対策、さらには戸籍制度の近代化に向けた…

アメリカのイスラム教徒

9月6日号のUnited Statesには、今やイスラム教過激派の人材供給源となった感のあるヨーロッパに比べて穏健なアメリカのイスラム教徒についての分析記事が出ています。なぜアメリカのイスラム教徒は過激化しないのか。 その理由はいくつかありそうなのですが…

中国民主化への長い道程

9月6日号のLeadersが、ウクライナ問題に続いて長い記事を載せているのは、先ごろ決まった香港の行政長官選挙(2017年実施予定)の実施方法について、中国共産党が認めた候補でないと立候補できないとする変更が、民主化への流れに逆行するものであることへの…

売られたり、買われたりすること

8月30日号のBusinessには、これまで7度も会社が売られたり買われたりしたという、ハンバーガーチェーン大手のバーガーキングについての話が出ています。ちょっと示唆的だったので、今日はこの記事に注目です。 さて、記事によると1996年以来今に至るまで、ア…

より快適な町

今日は、The Economistの紙面を離れて電子版でアクセスできるDaily chartの記事を見てみます。「世界の都市の暮らしやすさ」を数値化したデータが出ているのですが、それによると最も暮らしやすいのはオーストラリアのメルボルン、ついでオーストリアのウィ…

ちょっとだけ、めんどくさい。 

8月30日号のBusinessには、マーケティングにおけるブランドの役割とその変化について面白い記事が載っています。それによるとネット社会の充実によって、品質保証など購入者にとってブランドが果たす役割のうち、ある程度の部分はSNSや各種の情報比較サイト…