新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

古くて新しいデータストレージ

1月26日号のScience and technologyは、ヨーロッパで取り組まれている「DNAをデジタルデータの保管に使う」という研究について触れられています。なにせ遺伝子情報と言う巨大なデータを貯めて置くという仕組みでもあるDNAは、可能な情報取り込み量において圧…

どこまで一緒?

1月26日号、一本目のBriefingはアルジェリアで起きたガスプラント襲撃事件の背景についてかなり詳しい情報が出ています(日本のメディアはこれをやらないんですよね。だから内向きだとか言われてしまうわけですが)。攻撃主体となった「北アフリカ・マグレブ…

アフリガニスタン?

ネットでは、1月26日号が流れています。 Leadersには、「アフリガニスタン?」という洒落をタイトルに、アルジェリア事件の背景となっているイスラム教過激派の動向と、サハラ砂漠地帯の治安状況そして国際社会の対応に関する記事が出ています。それによると…

787の辿る道

1月19日号のBusinessには、最近トラブルが相次ぐボーイング787型機の開発と運用を巡る航空業界についての記事があります。日本のメディアは、その35%が日本メーカーの手によって作られたということもあってか、トラブルの発生を深刻なものと受け止める動き…

歴史の評価

1月19日号のLeadersトップは、今週号の表紙を飾ったアメリカのオバマ大統領について、二期目に臨む彼への評価を、比較的好意的な捉え方で報じています。 二期目の三題話は予算、中国そして中東問題だそうで、この場合の中東とはイスラエルとパレスチナだけで…

紛争の危機

1月19日号のLeadersには、尖閣諸島を巡る日中対立に関係して紛争の危機が高まりつつあること、国際社会が一致して中国へ自制を求めるべきことが書かれています。いささか気になるのは、読者コメントが今日現在で900件近くに上っており、その多くが中国側によ…

22歳で憲法を書いた人

連休だということもあって、ゆっくりと紙版の1月12日号を眺めています。 ふつうはLeadersから読み進めるのですが、ぱらぱらとページをめくっていて、Obituaryにベアテ・シロタ・ゴードンさんの記事を見つけて思わず読んでしまいました。ウクライナ系ユダヤ人…

またひとつSFが現実になる

1月5日号のScience and Technologyは、NTT DocomoやMicrosoftが取り組む自動翻訳機の開発の現状について紹介しています。それによると、話し言葉の認識機能自体は格段に向上していること、またクラウドを使うなどして翻訳機能も充実してきていることがわかり…

石炭の日

1月5日号のBriefing、一本目はエネルギー源としての石炭とその将来に関する興味深い分析が載っています。 日本ではごく限られたところでしか活躍しない石炭エネルギーですが、大量に存在し安価であることが手伝って、中国やインドなど途上国では飛躍的にその…

地下鉄ブームだそうですが

1月5日号のBusinessには、世界に広がる地下鉄建設ブームについての話が出ています。すでに中国の地方都市にも広がった地下鉄建設ですが、2011年はアルジェリアの首都、アルジェにもアフリカで二つ目の(一つ目はカイロだそうです)地下鉄がオープンしたのだ…

あのときのあれは何だったのか、という反省

1月5日号のLexingtonでは、さる年末に亡くなったアメリカのノーマン・シュワルツコフ将軍と、1991年の湾岸戦争を引き合いに、局地戦に関するアメリカのスタンスがどのように変わってきたか、そしてアフガン撤兵を控えるオバマ政権が取り組むべき課題がどれだ…

アメリカのヨーロッパ化

1月5日号のLeadersトップとUnited Statesのトップはそれぞれ「財政の崖」に直面したアメリカ政府・議会の対応についての論評記事と詳細内訳が出ています。オバマ大統領および政府・与党(民主党)が主張する高額所得者への増税は大幅にその対象が縮小し、The…

そりゃないよ

ネットでは1月5日号が流れています。Leadersには、安倍内閣の右傾化ぶりをあげつらう、The Economistにしては珍しい頭ごなしの記事が出ています。ちょっと根拠レスな批判に見えたので、読者コメントを投稿させていただきました。

細かいと言えば、まあそうだけど

明けましておめでとうございます。2013年、もしくは平成25年がスタートしました。「The Economistを読むブログ」も、今日から始動です。が、肝心かなめのThe Economistはprint editionが12月22日号のまんま更新されておりませんで、どの話題もちょっとObsole…