新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

中国、その将来の成長について

10月25日号のThe EconomistはFinance and economicsの中で、2023年~2033年に向けた中国の経済成長に関する観測を述べています。 それによると、仮に年率9.7%成長を続けるとGDPでほどなくアメリカを凌駕し、2033年には2013年のアメリカのGDPに比べて3倍のサ…

世界を制覇しない生き方

The Economist10月25日号のBusinessには、好調な日本の下位自動車メーカー(スズキ・マツダ・スバル・ダイハツそして三菱)に関する記事が出ています。むろん円安は大きな追い風なわけですが、それにとどまらない強みがあるとの分析です。いわく、得意市場へ…

原油安

普通に日本のメディアに接しているだけだとあまり実感はないかもしれませんが、原油の値段が下がっている、のだそうです。The Economist10月25日号のLeadersによると、今年1月に1バレル115ドル超まで値上がりしたブレントの価格は、85ドル近辺にまで下落して…

ユーロは持つのか

ネットでは10月25日号が流れています。Leadersのトップ記事は、エボラ出血熱でもイスラム国でもありませんで、懸念される欧州のデフレについてとなっています。 この期に及んで財政健全化と緊縮を基調とするドイツ・メルケル政権に批判の矛先は向いているよ…

TPPもたぶん

ネットで流れている10月11日号のLeadersには、自由貿易協定のちょっと進化した要素として語られることの多い外国投資家保護に関する困った話、いわゆる「逆作用」みたいな事例についての記事が出ています。 曰く、保護された外国投資家が、国内の政策が変わ…

The Economist流といえばたしかに

9月4日号のAsiaには、開業50年を迎えた新幹線についての記事が出ていますが、まあそれはそれとして、The Economist流な落ちだと思ったのが中央新幹線の建設資金に関する記述で、借金大国となった日本政府が470億ドルにも上る資金の、最低でも一部を負担…

遠くないかもしれない夜明け

10月4日号、表紙とLeadersのトップ記事は、香港の行政長官選挙をめぐるデモについてのものですが、それとリンクする形で中国に関わるもう2つの記事でもこの件が取り上げられていて、The Economistが示す関心の高さが窺えます。確かに同誌はイギリスの週刊誌…

カジノとパチンコ

The Economist9月27日号のBusinessには、カジノの合法化に絡めて日本のパチンコ産業に関する短い記事が出ています。それによると、かつてヤクザの資金源だったパチンコが警察官僚の天下り先となったことで官僚化し、かえってコスト効率が下がったということ…

脇の甘さには

The Economist9月27日号のAsiaには、日本で広がるヘイトスピーチと、それに対する安倍政権閣僚のコメントや過去の行状などを結び付けて、最近やや下火になった感のある「安倍政権=極右」を連想させるような記述の記事が出ています。 ちょっと気になったのは…