新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雲の切れ間

5月30日号のLeadersを見ています。 トップは北朝鮮の核問題で、今週はAsiaのトップも北朝鮮です。Leadersでは、北朝鮮単独の脅威というよりもイランの核問題と合せ技的に見ることで脅威が増すこと、そしてそれを抑えるには北朝鮮に対して中国が真剣な対応を…

アメリカが、いなくても。

少し長めの出張から帰ってきました。ネット環境やら何やらで苦労したため、しばらくぶりのアップです。さて、5月23日号は表紙に携帯電話をかけるインドの若い女性を載せていて、インドの総選挙が関心の的だったことを伝えています。Leadersですが、そのイン…

前途多難

5月16日号です。Leadersのなかで目を引いたのは、イスラエルのネタニヤフ首相とアメリカのオバマ大統領の会談の様子を伝える記事ですかね。アメリカの呼びかける和平推進案に対して、強硬派といわれるリクードのネタニヤフ氏はあっさりと拒絶を伝えた模様で…

早すぎませんか

5月9日号のButtonwoodsですが、米銀のストレステストの結果を先取りして上げ基調となった株式市場ほかの動きを評して、「あまりに早すぎる楽観主義」との見方を示しています。日本でも株は少しずつ上げつつあるのかな?コメントで象徴的だったのは、議会の調…

傾向、と対策?

5月9日号です。Asiaでは、各国で起こっている政治的な動きなどを詳報しています。そのなかでBanyanが取り上げたのは、中台関係の段階的接近と、「鍋でじわじわとカエルを煮るがごとく」と表現される中国の台湾同化政策について、でした。 例によってコメント…

負け惜しみ?

5月9日号のLeadersです。トップは、経済危機の中で存在感を発揮するフランス、ドイツなど欧州大陸諸国の「大きな政府」による不況対策がもたらした効果と、アングロサクソン型「小さな政府」との優劣について。巨額な公共投資によるインフラ整備や健康保険な…

大山鳴動?

5月2日号は、他にあれこれと面白そうな記事があったのですが、ここ二日間ほど麻生訪中に関する記事(The flowerpot man)への反日的な書き込みとそれへの回答に巻き込まれ、いつになく多くのコメントをアップすることに時間をとられてしまいました。明日からま…

あのIMFが。

5月2日号、Economic focusは、国際金融機関の代表選手たるIMFを引き合いに、かつて緊縮財政を念仏のように唱えていた時代から、ケインズ経済的な財政出動に対して柔軟になった、いやむしろ積極的に使うようになったとの変化について論じています。読者コメン…

お約束の。

5月2日号のWeb版が流れてます。豚インフルエンザがLeadersのトップで、Briefingはパキスタンとタリバンについて、United Statesは「オバマの100日について」と面白そうな記事が続く中、Asiaで目を引いたのは麻生首相の訪中と、この機会にぶつけたかのような…