新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

エネルギー事情あれこれ

6月21日号、特集記事はエネルギー問題なのですが、一読して思ったのはThe Economistもずいぶんと環境保全に積極的な発言をするようになったなあと言うことです。いや、欧州の現状をみるに、いかなる保守系メディアと言えども環境問題に何らかの疑問符をつけ…

ちょっとご無沙汰しました。

引越しのため、数日ブログをお休みしました。さて、6月21日号を概観してみます。やはり注目は米大統領選なのですが、気になる記事としては暴力選挙が日本のメディアにも伝えられているジンバブエ大統領選の決選投票、日中韓参加国の経済水域をまたぐガス田開…

愛に時間を

6月14日号ですが、折悪しく引っ越しが重なってしまい、先週に続いてあまりしっかり読めそうにありません。 つまみ食いの第一弾としてAsiaから日本に関する記事を一つ。「福田康夫のみすぼらしい(または時間のない)一瞬」というタイトルの記事は、開き直り…

イヴ・サン-ローランの死

6月7日号のObituaryは、幼名イヴ・マテュー-サン-ローランの死を伝えています。3歳にして母親のファッションコーディネートを批判したという神話を持つ彼は、芸術・文学そして芸能界のビッグネームとの親交と、オートクチュールとよばれる高級仕立て服を一般…

中国はなぜ衰退したのか

6月7日号で、そんな興味深い表題を見つけました。Books and artsの最初の記事なのですが、ジョセフ・ニーダムという1995年に亡くなった歴史学者の功績を引き継いで、今に至るまで爆弾や本や羅針盤を西洋に先駆けて発明した中国が、その後どのようにして衰退…

ケニアの携帯=金融インフラについて

6月6日号です。ちょっと飛びますが、ケニア最大手の携帯電話会社サファリコムが株式公開に踏み切ったことについて歓迎する記事が出てましたので。テキストメールによる送金システム、を確立したことで、ある意味金融インフラとも言えるシステムが田舎にまで…

最もエキサイティングな選択

6月7日号ですが、バタバタしていてLeadersの一つ目しか読めてません。もちろんアメリカ大統領選挙の本選について、ということで向こう五か月にわたる選挙戦のスタートを飾るような記事です。おそらくは今からあらゆる点について辛辣なる批評が続くはずのThe …

二番煎じ

5月31日号のMiddle East and Africaには、珍しく日本の名前がありました。先日横浜で開かれたTICAD4に関する論評です。それによると、四年ごとに開催される会議を通じて日本がアフリカへの貢献を約束した背景は資源獲得にほかならない(それと国連常任安保理…

環境の考え方

5月31日号をウェブで読み進めています。今日はUnited Statesのページで気になった記事について。まずはロサンゼルスが全米でトップクラスのよい環境を誇る都市だ、という記事ですが、これには言葉のトリックがあって、住民一人当たりの二酸化炭素排出量のラ…

行ったり来たり

5月31日号です。出張に出るタイミングに配達が間に合わなかったので、今週はウェブに出ている記事を見ながら出先からのアップになります。印刷物だと、手にとってざっと眺められるので消化効率が高いのですが、速くなったとはいえホテルの54Mbpsの無線LANで…