新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

タイの混乱、インドの悲劇

11月26日のウェブ版からです。今日の更新は、タイの混乱とインドの悲劇を伝えるニュースで、おおむね他のメディアが取り上げているような事実関係の報告が中心になっています。タイの混乱についての読者のコメントはどちらかというと座り込みを続けているP…

人手不足の話

11月22日号の後半で目立ったのは、Businessのページでアジアにおける管理職人材の人手不足についての記事と、不況を乗り切るには、というBriefingの記事でした。上海あたりでマネージャーの平均的勤続期間は15か月、それで優秀だと引き抜かれたり、自らより…

11月22日号中盤

昨日に引き続き。The Americasで目についたのはアルベルト・ウリベ大統領が訪日していたコロンビアですが、ネズミ講への対策が後手に回り、ますます金融制度への信用が低下する懸念があるそうで、体制の安定と日系企業進出を足掛かりに日本との自由貿易協定…

11月22日号配本

さて。このブログもほぼ丸二年になるのですが、あれこれ試行錯誤をしてきて少しスタイルを変えることにしました。さしあたり週の頭に配本された週刊誌を概観し、そのあと月曜〜金曜はウェブで読んだ記事や読者コメントを中心にしてみようと思っています。激…

チャイナが注目されていることについて

11月15日号のBusinessからBriefingにかけて。まず、中国で国産の旅客機が作られてだしていることについて。Businessの囲み記事ですが、CACCという会社の作る70人乗りのSRJという機体について。アメリカのGEの関連会社が20台買い増すオプション付きで5台オー…

コメント

11月20日、ウェブ版で日本の景気後退に関する報告が出ていました(ニュースの日付は18日)。内容は事実関係のレポートだったのですが、特に地方の金融機関が置かれた状況などから、長期的視点に立って考えると事態はもちょっと深刻だろうと思いまして、コメ…

新興市場とクルマの関係

11月15日号の特集記事は、BRICsなどの新興市場における自動車生産の現状と今後の見通しについてです。 http://www.economist.com/specialreports/displaystory.cfm?story_id=12544933新興市場は自動車産業にとって大きな希望で・・・という見出しの書き出し…

不良の仲間入り?

11月15日号のAfrica and the middle eastですが、目についたのは南アフリカ共和国に対する苦言でしょうか。ムベキ大統領の退陣と、モトランテ新大統領の就任が決まっても、西欧社会にとっての悪玉であるジンバブエのロバート・ムガベに対する融和的な態度は…

矛盾。。ん?

11月15日号、Asiaの囲み記事で2002年のバリ島爆弾事件の犯人がインドネシアで処刑されたことに関するオーストラリアの反応についての報告がありました。ちょっと興味をひかれたのは、多数のオーストラリア人を含む観光客が殺傷された事件の首謀者を処刑した…

オバマ当選に関する読者からの声

11月15日号のLettersは、ある意味当然なのかもしれませんが、すべてオバマ当選と、その前後のThe Economistの記事に関するものでした。骨のある意見だな、と思ったのは財政出動を伴う緊急経済対策に前向きなオバマ氏を最後には支援したThe Economistの「ぶれ…

現れなかったブラッドリー効果

一週間とちょっとのご無沙汰です。11月8日号ですが。前半をざっと見て、やはり目を引かれるのはアメリカ大統領選の投票結果内訳でしょう。選挙人の数では大幅にオバマ候補の勝利となりましたが、投票総数では8%程度の差と、事前の支持率を裏付けする数字と…

米新政権への期待(?)

11月1日号の中盤あたり。Europeでは、間もなく選挙シーズンを迎えるドイツの外交政策が、シュローダー首相の当時から一変してメルケル首相になり親米路線を進んできたというのに、新大統領とのチャネルが薄いことなどから先行きを懸念する声につながっている…

ついに。。

本来は11月1日号をフォローすべきところですが。ついにオバマ候補が米大統領選挙を制し、これで共和党政権は8年で終止符を打つことになりました。 それ以前から巻き起こっていたオバマブームに加えて、何より直近の経済問題がオバマ候補を後押ししたことは疑…

いよいよ。

11月1日号です。ついに米大統領選直前のこのタイミングになって、The Economistもオバマ支持との旗色を鮮明にしました。もっとも、民主党候補者選びの段階で対ヒラリーに苦戦していた段階からオバマのことを持ちあげていましたので、ある意味で一貫性のある…