新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ケニア襲撃事件

ネットで流れている9月28日号ですが、表紙そしてLeadersのトップは世界に広がるアルカイダのネットワークとその脅威について、ということで、おそらくはこの記事の引き金になったと思われるケニアの事件についてはBriefingでネットワークの詳細について書か…

出会いも含めて

9月21日号のScience and technologyに出ていた記事ですが、アメリカで超小型人工衛星用のイオンエンジンを開発していた研究者が、「磁性を持った流体」の開発に苦しんでいたところ、オーストラリアの医学者が、がん治療の手法向けに同じような物質の開発を行…

電気自動車が流行るとしたら

9月21日号のBusinessには、フランス・ルノーが国内のバッテリーメーカーと組んで小型電気自動車の生産に乗り出す話が出ています。確か日産でも電気自動車をやってたと思うのですが、記事ではあまり触れられていません。 フランスの都市部を中心に、カーシェ…

生ける負の政治的遺産

9月21日号のAsiaには、1971年に起こった独立戦争当時の戦争犯罪にいまだ結論を出せずにいるバングラデシュと、それを巡り苦悩する現政権についての記事が出ています。さきごろ最高裁で死刑が確定したジャマア・イスラミ(バングラデシュのイスラム教政党)の…

台湾の政治的動揺?

9月21日号はAsiaで台湾・国民党の有力者がその影響力を濫用したとの事件について、国民党政権内に見られる亀裂~というほどのものかどうかは議論があるかもしれませんが~という見方で大陸との関係における若干の懸念を示しています。 興味深いのは関連する…

好調なのは

ネットでは9月21日号が流れています。 Leadersで目を引くのは、世界10大企業(株式価値ベース)のうち9社をアメリカ企業が占めるに至ったことに関する論評ですかね。これまでかつては日本、そして近年では中国や新興国の国策企業が幅を利かせていたランキン…

e-ペイメント、アフリカが先進的に取り組むもの

9月14日のFinance and economicsには、ナイジェリアで電子決済の仕組みを広げようとするベンチャービジネスの取り組みと、アフリカでは一定の成果を出している携帯電話と電子決済の組み合わせなど、新しい決済方法についての記事が出ています。 ケニアで広が…

覇権、ミルフィーユのように

9月14日号のAsiaには、伝統的にロシアの影響が強かった中央アジア諸国に対して、特にエネルギー開発の面から影響力を強めつつある中国の動きについての論評が出ています。御多聞にもれず、「必ずしも歓迎されるばかりではない中国」というモデルについて匂わ…

ドイツのためにというよりは

9月14日号、Leadersのトップは9月22日に予定されているドイツの総選挙についての記事です。ことドイツの取るべき政策についてThe Economistはこれまで必ずしもメルケル首相の政策を支持してこなかったのだそうで、一因は超安定政権となるはずの「大連立」~2…

スイス銀行と言えども

9月7日号のFinance and economicsは、アメリカ政府とスイスのプライベートバンクとの間で進む預金者情報の開示に向けた交渉の状況を報告しています。それによると、アメリカ政府に対してアメリカによる徴税に関連する預金者情報を開示しない銀行はアメリカ…

選挙の見通し

いずこの国でもそうですが、国政選挙が政治経済に与える影響は大変重要なもので、特にその国に一定額以上の投資をしていたり、近々投資することを考えている人からすれば関心低からざるテーマであろうと思います。 9月7日号のAsiaでは、来年7月に予定され…

5年経っても

東京は、オリンピック招致決定の熱気がまだ冷めやらぬ月曜日の朝です。The EconomistもWeb版ではその様子を冷静に伝えてくれています。 さて、9月7日号のLeadersを見てみると、トップはアメリカによるシリアへの武力攻撃についての批判的な記事ですが、二番…

起業のとき

8月31日号のBusinessには、アベノミクスの3本目の矢といわれる民間の力をどのように強化し、どのように経済再生につなげるかについての解説が出ています。それによると、起業促進とならんでホリエモンに代表されるカムバック組への機会提供や、新産業創出の…