新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ロボットが変える日常

3月29日号のLeadersトップとSpecial reportは、最近各方面で目立つロボットの社会進出についての記事です。産業用ロボットはすでに相当広範囲で使われていますし、生活の中にもお掃除ロボットはごく普通に存在しています。ハイテクの映画撮影や戦争にもロボ…

スマトラの山火事

3月22日号のAsiaから。 地域にとっては結構重要な話なのに、日本ではほとんど報道されない出来事というのが意外とあったりするのですが、スマトラでは年中行事と化した感さえある山火事の話もその一つだろうと思います。狭いマラッカ海峡を隔てたマレーシア…

中国市場に見る消費者保護のありかた

3月15日号のBusinessには、中国が新たに施行した消費者保護法がもたらす変化について、外資差別が強まることへの懸念が示されています。 消費者保護の名を借りて、苛烈な規制をかけ、その実外資系企業に対してのみその実行を迫るというパターンは、最近の中…

不公平は減る方向にある、と言う認識について

3月15日号のLeadersトップ記事およびInternationalは、縁故主義経済の現状と先行きについて、ちょっと見には意外なほど楽天的な記事が載っています。 曰く、縁故主義による不公正な競争環境が強いのはロシア、ウクライナ、マレーシア、フィリピンなどの諸国…

原発問題をThe Economistが読むと

3月8日号のAsiaには、日本の原発再稼働問題を巡るThe Economistならではの観察が窺える記事があります。 1)都知事選で再稼働反対を明言しながら人気のある小泉元総理が応援する候補が負けたこと(記事にホソカワ、の名前はありませんでした) 2)原発に慎…

ああウクライナ

ネットでは3月8日号が流れています。 Leadersのトップは、当たり前かとも思いますが、ウクライナ情勢についての記事です。 ウクライナで仕事をしたのは2009年のことでした。東西2か所の都市を訪れたのですが、東はロシア寄り、西はヨーロッパ寄りと言われる…

デモクラシーへの挑戦、でも誰が?

出張などがあって、ちょっと間が空いてしまいました。 ネットでは3月1日号が流れています。Leadersのあとに、大変興味深い長文のエッセイが掲載されています。その内容は、最近どうもうまく行かない民主主義もしくは民主化の流れに関する分析に基づくものな…