新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日経新聞2月27日朝刊によると

昨日そして一昨日、The Economist2月23日号の特集記事で日本が取り上げられているとの報告をしましたが、本日の日経新聞朝刊8面にも参照記事が囲みで載ってます。一寸反応が遅くはありませんか、日経さん。

日本への、正解と誤解

2月23日号です。昨日も触れましたがBriefingで日本の痛み、と題して「何故日本は墜ち続けるのか」という論評が出ています。経済が不振なのは政治が悪いから、政治が悪いのは政治家がダメだからと、直截的表現ではないにせよ、読者にそう伝わる明快な書き方が…

メタボと日本

何か関連性のある話題と思ってしまいがちな意味深なタイトルですが、The Economistが何かそのようなことを明示的に言っているわけではなく、週末ブログをサボってしまった結果、二つの興味深い話題を一緒に書かないとスケジュールが間に合わなくなってしまっ…

メタリック・マジックではなく

2月16日号の後半で目立った記事はと言えば、Face valueでアップの写真が載ったアルセロール・ミッタル社の社長、ラクシミ・ミッタル氏と同社の発展についての報告だと思います(ミタリック・マジック、という題でした)。インドネシアで始めた直接還元鉄を使…

下降線

2月16日号の後半、Europeは景気減速の気配が漂うEU諸国について。2007年の第一4半期から第四4半期にかけて、各国特にイタリアが大きく成長率を下げています。そのほかには、次から次へとさまざまな問題が人々を悩ませる東欧諸国、宗教対立というより都会と田…

電子政府

2月16日号の特集記事は電子政府、すなわち公共サービスの電子化に関する進捗について、ということで、これは日本の各省庁、自治体も取り組んでいるところと思いますが、The Economistに取り上げられるほど「すごい!」という変化ではなかったようです。ダメ…

無党派の広がり

2月16日号のUnited Statesからいくつか。 大統領選挙の帰趨についてLexingtonが伝える今一つのポイントは「無党派層」の動きだそうで、高等教育を受けた人たちを中心に、いまや無党派もしくはそれに準じる投票行動を取る(既成政党の提案を支持するのではな…

本当にできるの?

2月16日号です。 まずはLeadersですが、アメリカ民主党の大統領候補選びについて。大勢が雪崩をうってバラック・オバマ氏へとなびいている中、オバマ現象を見るのではなく、実際の大統領候補としての能力検証が必要だとの視点で、行政の長としての基礎固めに…

人類の進化について

2月9日号後半です。 まずはFace Valueに久しぶり、日本人の登場です。イー・アクセス、イー・モバイルの社長をされている千本倖夫さんですが、ビジネスチャンスを求めて大企業を飛び出す様を、「日本人的ではない」行動だと紹介されています。企業を飛び出す…

減量の経済学

2月9日号の後半ですが、とても面白かったのはFinance and economicsの囲み記事で、マサチューセッツ工科大学の教授が同僚と、減量できなかったらお互い一万ドル払う、その後約束の体重を一寸でも超えたら5千ドル払う、という約束をして、不可能とも思える減…

条件付生活保護について

2月9日号前半を眺めてみると。Leadersでは前半戦を終えたアメリカ大統領選挙候補選びに関する総括と、50年ぶりの豪雪が中央政府による謝罪表明にまでつながった春節の中国、技術革新の基盤は旧式技術の普及にある、という分析、マイクロソフトによるヤフー買…

ネットでつながる中国

2月2日号のBusinessです。先ずは中国のネット事情について。ネット人口の若いこと、政治批判は厳しくチェックされるが海賊版はなぜかそうでもないこと、従って海賊版は横行、世界標準のゲームコンソール(Wiiなど)は海賊版を恐れてなかなか出てゆけないこと…

収まらず

2月2日号の地域記事を眺めると、いつものことと言えばそうですが、きな臭い話が世界のあちこちから聞こえてきます。まずはケニア。私にとっては前任地だったということもあり、民族対立と打ち続く内乱は一寸想像できないところもあるのですが、外国人の目か…

事実は小説より

引き続き、2月2日号です。Asiaでは春節の大雪で帰省もままならなくなったという中国の東北三省での異常気象について、アフガンの民族対立や混迷のパキスタンに続いて、鯨問題で日本との関係が微妙になったオーストラリアで新首相に就任したケビン・ルッドが…

迷路の果てに

2月2日号です。記事の前に、The world this weekのマンガが、アフガニスタンの形をした巨大迷路の中を走る西側の戦車、その台詞が「6年やって、パターンが判ってきたぞ!」というものでした。ブラックですね。さてLeadersです。まずはイラン核問題への対応の…

とある天才の死

ちょっと忙しくてブログをサボっていたら、1月26日号を読み終えてしまいました。雪の日曜日は外出もままならず、ようやく書き込みの出来る時間が来ました、と言う感じです。先ず今週号で大きく目に付いたのはヴァージン・ギャラクティック社(イギリスの航空…