新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本当になってしまったそのあとは

The Economist電子版のブログ、Bagehot's notebookには、英国のEU離脱が決まった後の政局が混乱の中で迎えた最初の週末について、生々しい状況を伝えてくれています。 www.economist.com 嵐の中に突入する英国、操舵輪には誰もいない、というタイトルがあら…

認識は事実を凌ぐ、という見方

ネットでは6月25日号が流れています。 ざっと目を通して気が付いたのは、沖縄の米軍基地を巡る日米関係の変化についての記事です。アメリカ軍の軍属によって20歳の女性が殺され、この事件をきっかけとして米軍基地への反感が高まっていることは日本国内のメ…

背に腹は代えられぬ、と言う場合には

6月18日号のBusinessには、さきごろ原子力発電所の更新を認める決断をしたスウェーデンの事情について伝える記事が出ています。それによると、電力確保のため他に手立てがないということから、それまで課されていた懲罰的ともいえる原発への課税を取りやめ、…

デーつの種油にダイオキシンを吸着させる、という解決方法

6月18日号のSciende and technologyには、内戦で大変なシリアの科学者が開発したという、デーツの種油を使って水溶液中のダイオキシンを吸着するという新たな技術についての紹介記事が出ています。 www.economist.com デーツは、食べ物としては大好きです。…

嫌なものはイヤ

ネットでは、6月18日号が流れているThe Economistですが、表紙とLeadersのトップ記事、それにBriefingの記事4本を使って、イギリスのEU離脱問題について報じています。 www.economist.com さすがはイギリスのメディアなので、深刻さが違いますね。ちなみに演…

決める、ということ

The Economist電子版は、おそらく来週号の記事になると思うのですが、フロリダ・オーランドで発生した乱射事件を巡る大統領候補の発言を捉え、それによって自らの立ち位置を鮮明にする論評を載せています。 このうち民主党のクリントン女史については、ある…

ロボットにとって代わられることへの恐怖とは

The Economist電子版のトップページ、下の方を見るとI'm afraid I can't do thatというタイトルで、民生用ロボットの実用化に関する記事がでています。レストランや銀行での接客ロボット、あるいはクルマの自動運転などで仕事がなくなるかもしれない、と言っ…

教育こそ

The Economist誌6月11日号のLeadersトップ記事は、教育について、なかんずく教師の質をどうやって上げるかという、世界共通のお悩みについてのものでした。曰く、教師の質はスポーツのコーチが選手の技量を伸ばすように適切な教育訓練を施すことで向上させる…

悩み深い話

The Economist電子版のトップには、先ごろ発表された日本の消費税引き上げ延期を巡る論評記事が出ています。読者コメントは、おそらく経済学に詳しい方々のものばかりで、さすがに中国共産党の反日オルグみたいなトンデモコメントは出る幕がないようです。 …

大統領予備選大詰め

The Economist誌6月4日号のUntied Statesは、いよいよ今週大詰めを迎える民主党予備選の見通しと、最後まであきらめないとするバーニー・サンダース氏の戦いぶりが不合理なものであるとの見解を伝えています。 日本のメディアでも、米領バージン諸島でヒラリ…

クルマ屋の将来

The Econnomist誌5月28日号のBusinessには、大手自動車メーカーが競うように投資するアプリ事業の話を絡め、移動性すなわち「モビリティ」を提供するビジネスの将来についての論評が出ています。 有名なUber~白タク(?)手配サービスアプリの運営会社(こ…

残す心

5月28日号のThe Economistは、先ごろヒロシマを訪問したオバマ大統領の当日の動きについて型どおりの報道をしています。記事に対して140本を超える読者コメントが寄せられていて、真摯で正鵠を得たものからデマゴーギーのつぶやきまで全く玉石混交状態なので…