新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

デフレだってさ

11月28日号のLeadersです。まず最初は、ブッシュ前大統領の頭ごなしスタイルからがらりと変わったオバマ大統領の外交姿勢に関する一文ですが、要するにもっとピリッとしろ!というメッセージであるように読めなくもありません。二番目はEUの欧州委員会委員長…

ひさしぶりに

出張でようやくネット環境の安定した国に来たので、久しぶりにThe Economistのウェブ版を覗いてみました。すると11月20日の記事(ウェブ版限定)で、またまた日本にデフレの気配?という記事が出ていて、さもありなんと思っております。鳩山政権になって…

食の巨人

すでにWebでは11月14日号が公開されていますが、11月7日号のSchumpeterに日本ではあまり報じられていない巨大な合併商談に関する論評があったので少し。アメリカの食品大手、クラフトがイギリスのチョコレートメーカー、キャドバリーを買収するという話なの…

ばれちゃった。

11月7日号のWeb版を眺めていたのですが、一寸後半の、BusinessのあとのBriefingで日本のものづくりや中堅企業の技術力に関する記事が出ていました。なぜ日本の会社が終身雇用なのか、他社と合併しても混合しにくいのか、技術水準が高いのか、株主より社内を…

ビジネスのネタとは

10月31日号のBusinessですが、これまでのFace Valueという経営者紹介のページから、Schumpeterという学者の名前を取った評論に内容が置き換わっています。そのページがFish out of waterというタイトルで、不況対策・失業対策に政治主導の対応として企業家精…

国境紛争のかたち

10月31日号のBanyanは、インドと中国を巡る国境付近の土地の帰属に関する係争について報告しています。 第二次大戦や、英国による植民地支配等の影響もあって、国境と首都機能を十分に定義づけないままこれまで時代が続いたことが、国境の土地問題を言わば「…

立ち往生?

10月31日号のLexingtonは、就任一周年を間近に控え、その成績や手腕にいやでも注目が集まるオバマ米大統領についてでした。で、残念ながらイラク、アフガン、国民皆保険、地球温暖化対策のどれもが未だ解決途上にあり、最も周囲の心配を招かずにいられないら…

仕事がない景気回復

10月31日号のUnited Statesは、ついにアメリカが景気回復基調に入ったらしいこと、にもかかわらず依然として失業率は高く、一般人には景気回復を実感できない状態が続いていることを伝えています。確かに数字だけ見ていれば、四半期ごとのGDPは第二四半期に…