新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

沖縄の、新しい大学

11月26日号のScience and technologyに、新しく沖縄に設置された「沖縄科学技術大学院大学」という学校の話が出ています。曰く、学部学科組織がない技術系の大学院大学で、さまざまな分野を横断する研究がおこなわれる予定であること、曰く、講師陣を編成し…

法制度と経済合理性の谷間

11月12日号のSchumpeterは、進まない気候変動枠組み条約加盟国間の調整に比べて着々と進む企業の省エネ対策についての話です。結論は、化石エネルギーの価格上昇や、代替エネルギーの価格低下などにより、省エネに経済合理性が高まったから、と言う話なので…

厳しいかも

ネットでは11月12日号が流れています。 立場上、当たり前と言えばそうかもしれませんが、今週号は「イタリア、イタリア」という感じで、イタリアの債務問題に関する記事で埋め尽くされている感じです。特集記事はヨーロッパ通貨問題の総括のような内容です。…

にわたま論議

11月5日号のBusinessには、日本の雇用環境と進まない女性登用に関する話題が載っています。何も目新しいものはなく、またぞろThe Economistお得意の皮肉交じりの記事といえばそうなのですが、読者コメントに複数の日本人から、それもしっかりとした洞察に基…

報道されることのないアメリカの暴力

11月5日号のUnited Statesには、日本ではおよそ報道されることのないアメリカの、暴力を旨とする勢力についての詳細な記事が出ていました。アメリカで暴力と言うと殺人、みたいなイメージがかつては強かったと思うのですが、時代を経てもそのあたりはあまり…

あと1年

ネットでは11月5日号が流れています。 さっそくLeadersを見てみると、あと1年にせまったアメリカ大統領選挙について、ギリシャの信用不安問題に端を発した欧州通貨危機について(ここ数日、日本ではタイの洪水を押しのけて海外ニュースのトップかな)、原発…

おかめはちもく

10月29日号のSchumpeterは、ウォール街で続くデモ(Occupy Wall Street movementというのですが、長いのでOWSと呼びます)と、大手銀行経営者の対応についての論評です。OWSが起きたかどうかに関わらず、大手金融機関の経営者は政府による救済策について表立…

慎重に?

10月29日号のAsiaには、日本のTPP参加についてのさらりとした論評が載っています。ほとんど日本国内で報道しつくされた事実関係と、自由貿易の味方たるThe Economist一流の言い回しで、高圧的ではないものの、日本の参加を促すような論調になっています(主…