新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オリンピックは何のために

7月28日号のBritainでは、ロンドンオリンピックを巡る裏話や招致の背景などについて、興味深いお話が紹介されています。 まずは、大会前の警備で日本でも報道されたミサイルの設置について。開会式の花火の熱がミサイルを発射させかねないとのリスクが直前に…

米大統領選、加速

またまた少し間が空いてしまいました。ネットでは7月28日号が流れています。leadersのトップはいよいよ11月に近づいた米大統領選の争点について。 オバマ大統領が公的な仕事の経験ばかりで、「大きな政府」を厭わないのに対して、金融事業で財をなしたロムニ…

反原発デモについて

ちょっと間が開いてしまいました。 7月21日号のAsiaには、日本の首相官邸前や代々木公園で行われている反原発デモに関する報道があります。で、読者コメントが意外に冷静で、日本の民主主義が事態の透明性確保に好作用を及ぼすことを期待するという原発推進…

特殊経済特区

ちょっと間が空いてしまいました。7月7日号のFinance and economicsには、中国の深セン経済特区の一角にある、まだ何も作られていない土地に絡む興味深いお話が出ています。開業済みの地下鉄の駅を上がるとそこには何もない土地があり、計画では高度付加価値…

宇宙と観光

6月30日号のScience and technologyには、宇宙開発競争の新たな局面として観光が取り上げられ、ロシアが積極的に取り組んでいるとの情報があります。昨年から今年にかけて、国際宇宙ステーションへの民間企業による輸送ロケットを使った物資の運搬や、ごく短…

真の富とは〜Japan as No. 1 再び?〜

6月30日号のFree exchangeは、国連がまとめた国家の富に関する報告書について大変興味深い論評をしています。ケンブリッジ大学のダスグプタ教授がまとめたその報告書は、GDPなど言わば「短期的収益」の指標に加えて、国富の大きさ、すなわちバランスシート的…

BOPがビジネスにもたらすもの

6月30日号のBusinessには、アメリカの、いや世界の二大食品・日用品メーカーであるP&Gとユニリーバの明暗と、いわゆるBOPビジネスがそれに与えた影響について興味深い分析をしてくれています。この両者は食品から洗剤、化粧品まで日々の家庭生活で使われるさ…

ロンドンの、これまでとそしてこれから

6月30日号のLeadersトップと特集記事は、オリンピックが近いと言うこともあってか、ロンドンを取り上げています。The Economistはイギリスの週刊誌ということもあって、さすがに力の入り方が違う感じもします。曰く、ニューヨークに譲る部分はあっても、世界…