新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

四種の神器?

3月28日号のThe Economistは、ブームが続く日本観光の現状を伝えてくれています。アベノミクスによる円安がそのきっかけとなった今回の盛り上がりは、過去の日本ブームに比べるといくつかの違いがあるようです。それは、①中国・韓国・台湾・その他のいずれに…

ヒスパニックとアメリカ

ネットでは3月14日号が流れています。Leadersのトップ記事は、アメリカのヒスパニック系不法移民対策について、ということで2050年の人口予測に基づいた融和策についての記事となっています。どうして融和なのか?というと、今から2050年までの間、日本と同…

賃上げと、そしてインフレと

3月7日号のFinance and economicsには、日銀のインフレターゲット政策について、ある程度肯定的に捉える記事が出ています。曰く、2015年3月までの2年間で2%のインフレを達成するとした当初のゴールこそ実現できないものの、原油の値下がり分を差し引いて考…

遠慮の通じない社会に対して

3月7日号のAsiaには、東京大空襲70周年に関係して、第二次大戦と日本の関係に触れた記事が出ています。曰く、原爆と併せて圧倒的に市民が空襲の犠牲になった事実を、戦後の新たなパートナーであるアメリカに対して「ことを荒立てる嗜好を持たず」(=遠慮し…

いつでも、どこでも、だれにでも

ネットでは3月7日号が流れているThe Economist誌のもくじをめくってみると、Leadersのトップは、冷戦終結後に世界の隅々まで拡散してしまった核兵器の問題に関する記事でした。 冷戦終結から四半世紀を経て、一部で交渉の進展も伝えられるイランの核問題と、…

戦略的にアタマの体操をしてみると

2月28日号のThe Economist誌はBanyanで「埋め立て」を巡るアジアの利害対立事例をいくつか紹介しています。ひとつめは、国境を隔てるマレーシアとシンガポールで、お互いがお互いの埋め立てプロジェクトに難を示す経過になったそうですが、たとえば両国の間…

アメリカならでは?

The Economist2月28日号のUnited Statesには、日本ではちょっと考えられない自治体の行動について大変興味深い記事が出ています。御存知のとおり昨今のアメリカは、シェールオイル・シェールガス景気に沸いているわけですが、国中全てがそうかというと必ずし…

スマホが変えた世界

The Economist誌2月28日号、Leadersの一本目は、スマートフォンが変えようとしている、あるいは変えてしまったとすら言えるかもしれない社会のあり方についての記事です。表紙もたくさんのスマホが形作る地球という象徴的な絵になっていて、水の惑星ならぬス…