新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オウムの知能?

9月22日号のビジネス関係は、やはり世界的金融不安のなかで起こったイギリスの銀行取付騒ぎに関する詳報や分析の記事が中心ですね。その一寸前にFace valueでビル・クリントン元大統領がフィランソロピー活動家として取り上げられています。普通この欄は、有…

市民社会と拷問

9月22日号ですが。非常時の自由の制限、というテーマに関する6週連続の短期集中連載が載ってます。タイトルは、テロと市民社会、拷問は正当化されるのか?というもので、9.11以来の「テロとの戦争」において、度々報道されている敵(アルカイダや、アフガニ…

規制強化の話

9月22日号を読み進めていって、日本のメディアに出ない話だなあと思った話の一つは、イラクに於ける傭兵の活躍です。日本では「民間セキュリティ会社」などという呼び方で報じられることの多かったアメリカのブラックウォーターという会社が、実は武装した兵…

国の動き

9月22日号について。祝日もあって、多少時間が取れたので、一気に半分くらいまで読んでしまいました。leadersのトップはやはり、サブプライム問題に端を発する経済危機が世界経済に与える影響について。二番目は流石に英国の雑誌だけあって、取り付け騒ぎを…

よく見た顔

連休の関係やら何やらで、不定期な書き込みになっています。本来なら9月22日号の記事にコメントすべきところですが、15日号をようやく読み終えたので、まずそちらを。Face valueのページに横顔が載っていたのは、GMとの提携に成功していれば後光がさしていた…

こんなところまでエネルギー

アフリカのサハラ砂漠の北西に、ニジェールという国があります。9月15日号のMiddle East and Africaでは、ニジェールと隣接するマリ、アルジェリア、リビアにかけて住んでいるトゥアレグ族の一部と政府軍との緊張が報告されています。ニジェールの北西部を押…

失望の機軸

9月15日号はLeadersでアメリカ軍のイラク駐留継続の理由について、パキスタンの政情、安倍首相退陣、アメリカの経済減速、OPECの発言力回復などについて報じています。直後のBriefingでは、警告を無視して亡命先から強行帰国したパキスタンのナワズ・シ…

安倍首相退陣

9月15日号はまたまた遅配となり、月曜午後に届けられたため、まだきちんと見る時間が有りません。それでも一寸眺めたところ、安倍首相の退陣を巡る記事が二つ、三つ見当たります。参院選後、農相辞任等があいつぎ最後はほとんど死に体だった安倍内閣ですが、…

韓国のケータイ

9月8日号で一寸目に留まったのがケータイへのテレビ放送を地上波に加えて衛星波でも実施していることから数多くの受信者がケータイでテレビを見ているという韓国の話です。日本はワンセグ(地上デジタル)だけですけど。Face valueは、インド最大の民間飛行…

虚像?巨象?

9月8日号のCharlemagneは、いつもなら欧州の中の○○、という視点の記事なのに、世界の中の欧州、という論点で書かれていていつもとは一寸トーンが変わってます。もしかするとEditorが夏休みで、ピンチヒッターが立ったのかもしれません(穿ち過ぎ?)。いずれ…

切れない電球

9月8日号のTehchnology quaterlyですが、光伝送や石炭ガスの二次回収、船になる車、五感活用型ゲームチェア、中性子線によるがん治療、自ら管理する健康や3Dグーグルアースなど、最新技術に関する情報が満載、といえば聞こえは良いのですが、ある意味で最近…

クルドの今

9月8日号がMiddle East and Africaのページで、それでも3ページ強にわたった大きなコラムで伝えるイラク北部のクルド人支配地域の現状は、日本語のメディアではなかなか目に出来ない、内容の濃いものになっています。実効支配地域と多数地域、そして支配権主…

乱の予感

9月8日号は、久しぶりに100ページ超の厚みで、Technology quarterlyが載っています。厚みだけではない時事性の高い記事が、夏休みシーズンの完了を知らせてくれます。ひとつはアメリカのイラク政策見直しにつながるかもしれない現地司令官の報告書について。…

教育の力

9月1日号のFace valueには、企業家ではなく教育者の青年が取り上げられています。南アフリカの貧しい若者を対象に「ほぼ無料の」ビジネススクールを立ち上げ、それが人材供給源としていまや各方面から注目を浴びるようになったという成功譚の持ち主。タディ…

売ったり買ったり

9月1日号のBusinessのページには、新車開発で企業価値が高まったジャガー&ランドローバー(英)が、自動車大手の世界戦略ともあいまって、買収対象としての人気を高めている話につづいて、マーケットに出てから25年、もはや過去の産業のようにすら扱われる…

共生は何のために

9月1日号のMiddle East and Africaには、イスラエルとパレスチナの共生支援事業を巡る状況の変化についての記事があります。曰く、インティファーダを機として特にパレスチナ側の「共生よりも、まず生を」という意識が高まり、事業の実施も簡単ではなくなっ…

ランキングと死刑とスタウフェンバーグについて

遅れて配達された9月1日号を手にとって眺め始めたのですが、最初のほうで目に付いた記事をならべると表題のようになります。まずLeadersですが快進撃を続けるGoogleとその成長への疑問について。詳細な記事がBriefingにあるようです。そしてなぜアメリカのイ…

遅配!

9月1日号が配達されてきません。金曜日には世界中で発売される本が、日曜日にならないと届かないのはどうかとも思うのですが、実務的には月曜日から毎日の通勤電車で読んでいるので、日曜日に入手できればブログには間に合っていたのですが、とうとう昨日は…